2008年1月13日日曜日

むかわ「いい爺いライダー」 “町民の映画”撮影完了 合併テーマ

【むかわ】胆振管内むかわ町穂別地区の住民が中心となって企画し、地域の高齢者が多数出演する映画「田んぼdeミュージカル」の第三弾「いい爺(じじ)いライダー」(伊藤好一監督)が十二日、すべての撮影を終えた。昨年七月から撮影してきたメンバーたちは「よくここまできた」と互いをねぎらった。
 映画は町の合併がテーマで、二○○六年三月に合併した旧穂別町と旧鵡川町を題材に、山の町の高齢者と、海の町の若者が対立するなど、「合併にまつわる住民の思いを描いた」(脚本の斉藤征義さん)。
 第一弾から制作にかかわる映画監督の崔洋一さんも二回駆けつけ指導。鵡川地区の住民も初めてスタッフ、出演者として参加した。お年寄りがバイクで疾走したり、対立する山と海の町に裂かれる恋人も登場。町内の山中や夕張で撮影を重ねた。
 この日は同町穂別の町民センターで、元戦闘機乗りの主人公が合併される悲しみを小料理屋で歌う場面を撮影。最後の撮影を終え、伊藤監督の「カット」の声が響くと、スタッフ、出演者は拍手と万歳三唱で祝った。
 主演の原田幸一さん(82)は「撮影中に腰の手術をするなど肉体的にはきつかったが、撮影を終えてほっとした。むかわ町の名が全国にとどろくような作品になってほしい」と話した。
 映画は三月までに四十五分に編集。六月に札幌のシアター・キノで初上映し、その後道内外で上映する。

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