2008年1月1日火曜日

北海道マラソンを段階的に拡大 3万人疾走世界規模に 制限7時間が目標

道は、夏の札幌の中心部を走る「北海道マラソン」の規模を拡大し、国内外の一流選手と二、三万人の市民ランナーが一緒に走る世界有数の国際シティーマラソンに衣替えする本格検討に入った。具体的には、より多くの市民ランナーが参加できるよう、現在四時間の制限時間を今年から段階的に延長し、最終的には七時間を目指す。大規模フルマラソンの開催は高橋はるみ知事の二期目の選挙公約で、知事は既に担当部局に検討を急ぐよう指示。関係団体と協議を進める。
 北海道マラソンは、北海道陸上競技協会(道陸協)、道、北海道新聞社などでつくる組織委員会の主催。日本陸連公認のフルマラソンでは、男女同時スタート同一コースで、国内外のトップランナーと市民ランナーが競う国内先駆けのレース。昨年の二十一回大会には約四千六百人が出場した。
 一方で出場資格がフルマラソン四時間以内の記録をもつ人に限られていることで、組織委員会には市民ランナーらから制限時間の緩和を望む声が多く寄せられている。
 同マラソンの名誉大会長も務める高橋知事は自らの公約を踏まえ、昨年九月には道議会答弁で「マラソン大会は北海道のすばらしさを世界にアピールする絶好の機会。経済波及効果も期待できる」と強調。検討の結果、既存の北海道マラソンの規模を拡大するのがふさわしいと判断した。組織委員会も知事方針を歓迎している。
 大規模大会への衣替えでは二十二回大会(八月三十一日開催)でまず制限時間を一時間程度延長し、さらに来年以降、最長七時間までの可能性を探る。時間延長に伴い持ちタイムなどの参加資格も大幅に緩和されることになり、道は「国内外から二、三万人の市民ランナーが参加できる大会が可能になる」としている。
 延長に向け、近くマラソン関係者やスポーツ医学の専門家らでつくる検討委員会を立ち上げ、警備や交通整理を担当する道警とも協議に入る。
 道が参考モデルとする東京マラソンの制限時間は、都市部で行われる大会としては国内最長の七時間で、昨年二月の第一回大会には約三万千人が参加。今年の同マラソンには十三万人が応募するなど、健康志向などで全国的な市民マラソンの人気が高まっていることも、道都での大規模マラソン開催に追い風となりそうだ。
 道は大規模な市民マラソンとして知られるハワイのホノルルマラソンのように、観戦をかねた観光客の増加も期待できるとみている。
 道産食材の販売や大規模な前夜祭、最新スポーツ用品の見本市「マラソンEXPO」などのイベント同時開催も視野に入れ、YOSAKOIソーラン祭りとともに夏の大きなイベントに育てたい考えだ。

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