札幌市東区の社会福祉法人「シルバニア」の高橋景二理事長(58)が昨年五月、同法人の資金一億円を不適切に支出したとされる問題で、市は二十四日、同法人に対し、社会福祉法に基づく特別監査を行った。経理内容の全容解明を急ぎ、問題があれば、行政指導や処分を行う方針。
札幌市によると、高橋理事長は昨年五月、「百万円以上の契約は競争入札にかける」との厚生労働省の指導に反し、入札せずに札幌の医療コンサルタント会社と一億円のコンサルタント契約を結び、コンサルタント料などとして同額を同社の口座に入金した。
また昨年六月から同九月にかけ、勤務実態がほとんどない元常務理事に計二百万円の報酬が支払われていたほか、理事会の承認を得ず、理事長と同法人との間で数百万-約二千万円の金銭貸借が行われていた。市は、これらも社会福祉法に照らし合わせて不適切とした。
市はこの日の監査で、《1》一億円を支出した経緯や医療コンサルタント会社との契約実態《2》多額のコンサルタント料支払いが施設運営に与えた影響《3》元常務理事の不透明な勤務内容《4》理事長と法人間の多額の金銭賃借-などについて、高橋理事長から直接事情を聴いた。
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